社員インタビュー 業務

業務課の仕事は、お客様からの問い合わせや注文に対応し製造部に対して指示を出します。見積、納期調整、価格交渉等、仕事内容は多岐にわたります。そんな業務課の役職者の方にいろいろな質問をしました。

営業を経験する前と後の違いについて

営業を経験することで、販売の難しさを知りました。現場を知る事でいかに納品した製品が手間がかからず喜ばれるかを考えるようにしました。

ひとつは現場の動きです。現場に物が届いたあと、置き場は雑になっているため製品の識別が手間がかかります。製品が誤って使用されたり、届いているけど見つけられないというような混乱が起きないよう割付けや識別シールを張っています。

もうひとつは、情報の伝わり方です。電話だけでは細かく伝えたつもりでも正確に伝わっていないことがあります。要点はFAXで送るようにし、先方がまたその先へ、そのままFAXできるような内容に工夫して送るようにしています。

設計部門と業務部門を経験して

設計を担当していた頃は、業務課からの指示ありきの中で内部的な所しか見えていませんでしたが、業務課を経験し、現場やお客様の声が直で入るようになり要望がわかるようになりました。伝言ゲームの最初の部署なので次工程にわかりやすく正確に伝える事の大切さを学びました。

部下を育てるむずかしさについて

自分の新人時代はどうでしたか?

手早く仕事をこなすように頑張っていました。自社製品だけでなく他社製品のカタログをよく見てお客様に対して備えていました。

縦社会でしたので上司を目標にしていました。早く一人前になりたくて何事にも120%の力を注いでいましたが、力量不足で失敗も幾度かしました。

一人前でない事に、特に2年目以降は恥ずかしさと焦りがありました。当時は理不尽に思える事でもこなしました。今になってわかることも多くあったのでこなして良かったと思います。

自分なりに考えた製品が却下された際、何がどうだめだったのかよく考え再度上司に提案する諦めの悪さがありました。

部下の育成でうまくいったこと、いってないこと

うまくいったことは、一つ一つ丁寧に図などを書きながら説明して教えたことです。うまくいっていないことは、部下からの質問にすぐ答えを教えてしまい、相手の考えを引き出すことをしていませんでした。

基本、会社の組織と家族は同じだと思って接しています。部署内でも祖父・父・兄・弟の位置づけを明確にして役割分担を意識して指導しています。うまくいってるかどうかはわかりません。

知識を与えることはうまくいったと思います。向上心についてうまく芽生えさせることができていないように感じています。私は5年目以降主任になりたいと思っていたので。

なかなかうまくいきません。結局自分の考えを押し付けてしまい、部下の考えをうまく引き出すことの難しさを感じます。

理想の上司像は?

相談に対しての適切なアドバイスができる人。絶対的な存在感。

きびしくて、守ってくれる人。

具体的なアドバイスを与える上司。

ある程度、責任ある仕事を任せてもらえる。挑戦させてもらえる。何かあれば守ってもらえる。だからこそ自分で成し遂げると思える関係の上司。

自分に足りないところと今後どうしていきたいか?

すぐに答えを求めるのではなくいろいろな物事に対して、考え、自分のものとしていきたいです。部下から相談などがあった場合は、自分がどう考えているのか、どのように進めていくのかを問うようにしています。

基本ポジティブなので常に自分が正しいと思い、いい聞かせて指導しています。特に感情的にならないことと、言葉を選ぶことは意識しています。

足りないところは厳しい事、無理やりな事、理不尽なことを要求できないところ。そのことを言えるようにしていかなければと考えています。

失敗に気が付くと、経験させずに頭だけで理解させようとする所。今後は否定せず足りないことを付け足す。本人に経験させて、次はもっと考え、つけ足しのない業務課員に育てていきたいです。


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