鉄加工品の製造工場では、原材料の状態からさまざまな加工工程をへて形が出来上がっていきます。また、過程では検査が行われます。不良品が出来ていないかのチェックです。
長さを測るときはメジャーを使い、角度を測るときは分度器を使います。例えば、お客様の注文寸法が45度なら加工した後に分度器を当てて45度になっているかを検査します。
この検査を早くするために、工場では計測用の治具(じぐ)を作って使用しています。
左:分度器 右:検査治具
治具とは位置を決めたりするときの補助道具のことです。あらかじめ正しい寸法の切り込みを入れておいた治具を当てがうだけで、数秒で不良品かどうかのチェックができます。
検査の目的は何度であるか?ではなく良品か不良品か?なのです
経営者より一言
とても良い改善ですね。これ以外にも測らず当てて検査する作業はあるでしょうか?いろいろと研究してみてください。