うら表紙は必要なかった

創意工夫集 プチ改善

お見積書や製品図面などお客様へ書類を提出するときは「表紙」をつけます。弊社ではふじ色の厚紙を使用し、書類を挟み込んでホチキスで綴じていました。

おもて表紙には「御見積書」などのタイトルと会社名が印字されており、うら表紙は白紙です。昔から当たり前のように使用されてきました。

表紙の在庫が無くなりかけて印刷会社へ発注しようとしたとき、ふと思いました。

うら表紙って無くしたらお客様は困るかな?

今までは表紙にかかるコストについて、あまり深く考えずに発注していましたが、うら表紙と紙を折り曲げる加工費が無くなればコストダウンできるのではないか?とひらめきました。

関係部署や一部のお客様へヒアリングしたところ、特に支障がないことが分かり表紙の仕様を簡素化しました。

この改善で年間30万円近くもコストダウンできました!

特に問題なくあたり前にやっている仕事の場合、改善のきっかけは見つけにくいものですが、常識を疑ってみることで大きな効果を生む改善につながりました。

経営者より一言

いままで当たり前に思っていた背景の本質に気づくってなかなかできないですよね!良く思いついた視点です。