地に足をつける

夢は99.99%実現しません。

いい人に出会って、いい会社で働いて、マイホームを持って、悠々自適な老後を。人生はそんなプランどおりにいきません。想定外の連続です。

だから、どこでも生きていける力をつけたいものです。そのためには人から必要とされ続けることが必要です。

世界を変える

「世界を変えたい!」という夢も確かに大事です。でも、世界を変えると悲しみの涙を流す人もいます。世界を変えることはそういった涙も理解して重い責任と向き合いう覚悟が必要です。

命を賭けられない夢は捨てたほうがよいでしょう。できるだけ早く。

現実逃避が見せている夢に騙されることもあります。本人は気づきもしないでしょう。心の奥底では知っていても、むしろ、気づかないふりをしていると言った方が正しいでしょうか。

役割分担を果たす

そうであれば、「夢」っぽいものをいったん横に置きひたむきに目の前の仕事を創意工夫を重ねながらやり続けてみてください。しばらくして、すでに「世界を変えていた」自分に出会うと思います。

自己主張は若さの象徴です。しかし、自己実現の秘訣は自己を滅することであると気づくまでには時間がかかります。「世のため、人のため」は、やはり自分探しの近道です。

何かにこだわって「我」を主張すると周りはあなたを見ません。まるで直射日光を避けるように。反対に、こだわりを捨て「我」を捨てると周りはあなたの内に光る宝が見えます。暗闇で照り輝く満月のように。

人から必要とされるためにはその宝を磨き続けることです。それに気づいた人はみんな美しい光を放っています。ひたむきさや、一途さや、自らの役割を果たす姿に人は魅了されていくものです。

理不尽と矛盾に満ちた道場

私たちの職場環境は理不尽と矛盾に満ちています。まさに道場です。楽しさより厳しさが多い場所です。そこでは目の前にある仕事を一生懸命やってみるしかありません。

人から必要とされるスキルは本人が必要を感じるまでは獲得されません。会社から提供されるモノでもありません。自分に向き合った瞬間から真の理解をともない猛スピードで獲得されていきます。

宝船に揺られて

我々には一流企業のような快適な環境は整っていません。むしろ不便なことが多いです。必ずしも十分とはいえないそんな環境で、みんな不器用ながら成長し合っています。

どんな優れた才能があっても一人では何も成しえません。みんなが日々、己と葛藤しながら働いています。

人生をハッピーエンドにするかどうかはすべて自分次第。私たちはそんな同志が集まる宝船で荒波にもまれながら旅を続けています。

宝機材グループの価値観